訃報が続いて...

俳優の平幹二朗さんの訃報を知り、

拝見した舞台のことが思い出されます。

『走馬燈のように...』 という表現がありますけど、

たくさん拝見させて戴いたので、正に、そんな感じです。


http://www.sankei.com/entertainments/news/161024/ent1610240004-n1.html



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平幹二朗さんの舞台の中で、一番印象に残っているのは、

『近松心中物語ーそれは恋』 のような気が致します。

(相手役の女優は太地喜和子さん)


王女ディア以降、様々な洋物も拝見しましたけれど、こちらが一番。

私にとってはね。



当時、

まだ若かった蜷川幸雄さんが演出され、

なぜか、森進一の唄が流れたのには驚かされましたけど、

あの時代にはそれが斬新に映り、

森進一の声は、舞台に引き込まれる忍術でした。


赤い椿が背景になっていた舞台美術の斬新さも、

こうして書いていて、未だ目に浮かびます...。


客席の通路を、

舞台に向かって走り行く太地喜和子の美しさは、

身体の線の細さが白い着物をいっそう際立たせ、妖艶どころか清楚でした...。

と、太地喜和子のことを思い出している内に、

彼女の水の事故を思い出す...。(合掌)



あぁ、

歳を取ると、

あっちからこっちから...と、様々な記憶が呼び覚まされてくるのですね。

昔のことばかりですけど。




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平幹二朗さんは、舞台だけでなく、

時代劇のドラマも素敵だったのですよ。

(もう、この方のような俳優は現れません)



今のようなテレビ局でなく、

日本人がちゃんとドラマを作っていた時代、

よい作品がたくさん残されています。



今宵、

(唯一無二の俳優)

地鳴りするような声、

圧倒的な佇まいの平幹二朗さんを悼み、

謹んでお悔やみ申し上げます...。



(合掌)






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