美しき「日の丸」

日本が好き...な人。

そういう心持ちの方達には、どことなく古風なところがあられます。

古風さを持ち合わせていらっしやる方達は、

日本の職人の細やかな手仕事、技術に対し、

深いところで「尊敬」もされていらっしゃいます。


オリンピックでの、

日本の選手に対する眼差しは、「選手愛」そのもの。

(勝っては泣き、負けては泣き...)

彼らを、清々しさを、

スポーツ界における職人のように感じているのではないかしら...。




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以下、

先月末、ある日の昼食。

一年振りにイタリアから典子嬢がいらしたので、日本食のミニコース。

まずは、桃のスライスを一個丸ごと。

(ダイジョウブ、ダイジョウブ、桃の一個なんて、あっという間に食べられますわよ...)




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出汁巻き卵(大根おろし添え)、新サツマイモの甘煮、お豆腐のサラダ、

帆立貝のお刺身(山葵、焼き海苔)、

海老&夏野菜の天ぷら(天つゆ、大根おろし、酢橘)、

稲庭うどん冷製(二種のたれ)、蕪と胡瓜の糠漬け、奈良漬け。




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氷水で締めた「稲庭うどん」は、夏になると使いたくなる「杯洗」を使用。

骨董とは思えぬ意匠は、まるで、イタリアンプリントですね。

貝が幾つも散りばめられています。




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13年のイタリア暮らしに一区切りがつき、

これから...のこと等、

私たちは日がな一日、「傾向と対策」を話し込んでいました。

夕方になって、

「あら、何だか、心が決まりつつある感じよ! ちょっと、お写真撮りましょうね」

「えーっ!?」

「いいの、いいの!」と、パチッ!



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そして、

たくさんのお差し入れの中、

紀の善さんの抹茶ババロアをおやつに戴きました。

「今日は、ハーゲンダッツとお抹茶をトッピングしないこと...?」

「わぁー!いいですね!」

「あら!? クリーム落としちゃって、ひどいデザインになっちゃったわ...」(笑)

「うふふ...」(笑)



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そして、

更に番組は続き、

イタリアでの苦労話をお聞きした時は、胸が熱くなりました...。

結果的に、

日本人に対する人種差別が、彼女の精神力を鍛えたのでしたが、

(フィレンツェでは、日本人と中国人との区別がつかない方達が多いらしい...)


中国人と間違えられる時に受ける侮辱は酷いものの、

そんな時こそ、

「違います...!!私は日本人なのでございますよ!!」と、無言の宣言。

心中奮い立て、

飛び切りの笑顔で、働いたそう。


「背中に日の丸背負ったでしょ...?」

「はい、背負いましたよ」(笑)



この辺りのエピソードは、

あちらに戻ってから、

書いて欲しいとお願いしましたけど、

(職場での虐めゆえに気の毒ながら、彼女が話すとあっけらかん...)


一方、

腹を立てつつも、評価される喜びもあり、

一生懸命な姿は、いつしか周囲の理解を呼んでいくのですね...。

(謙遜家なので笑ってらしたけど、伝わって来るものがあります)


もし、私にシナリオを書く力があれば、

彼女のおしゃれのセンスを生かした映画ができるのになぁ...等と、淡い妄想を

抱いてしまったほど。


「せんせ、私、みんなに言われてブログ始めたんです」

「そう...。いつから始められたの...?」

「最近ですけど、書くのが苦手でまだまだ...」

「ダイジョウブ!お話が面白くて正直だからいいの...。書くのはね、慣れです!」



それでは拝見させてね...と、

パソコンを開ければ、

フィレンツェの匂いが感じられる写真が目に飛び込んできました!!

http://www.cucinatoscana.info/


まだ、記事こそ少ないものの、

イタリアの美味しいものがご紹介されています。

お写真が大きめで美しいので、

これからが楽しみなブログです。


ブログを探すのに

グーグルでブログを検索したところ、

http://honjom.tumblr.com/post/108259121695/%E8%B4%85%E6%B2%A2%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1

作家・本城雅人氏の単行本が上がっていて、

開けてみれば、帯に彼女の名前がありました...。


そこには、

「職人の世界を理解して下さる方が増えれば嬉しい」

イタリアンチーフ、引地典子 と、書かれていて、


イタリアの「食」に係わる職人さんたちへの尊敬、

彼らの味を日本人に知って欲しい...という気持、

この日、

二人で会話していたことを「ギュッと凝縮した二行」があったのです。



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ちょっとググッただけで、こうして拾い上げて下さるのねぇ...。

黙っていても、

誰かが書かれていれば、こうして上がって来ちゃうのねぇ...。


ネット社会の便利さ&恐さを感じつつ、

これでは、

政府の言っている「一億総活躍」というより、

「一億総ジャーナリスト」という言葉の方がピンときますね。


メディアがあまりにも中韓に傾斜しているせいで、

良心のある日本人は、政治報道にひどく敏感になっているのです...。

(日本のメディアは、腐りきっています!)



そして、

心が決まった瞬間、

甘えていたお顔が変わりました。

「よし、決まった...!」


心がはっきりすると、どの方も、オメメがパッチリします。



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お客様のオメメがパッチリするまでが、私のセッション。

本来の美しいお顔になられてからお別れしていますが、

どなたにも、

「いつも綺麗にしていらしてね」

と、母から引き継いだ言葉でお別れ致します...。



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さて、

ひと月ほどが過ぎ...、


イタリアに帰る前に、もう一度セッション。

今年の夏は、少々念入りに...ね。

(まず、二人でマスカットを全部やっつけましょ...)



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「お昼ご飯、肉体派でいきたいのだけど、

牛肉と豚肉、どちらがいいかしら...?」


結果的に、

豚肉のリブロースを日本酒とお醤油、バター、塩胡椒であっさりと。

(付け合わせのお茄子が、想像以上に美味)

生野菜(レタス、胡瓜、玉葱、茗荷、酢橘)たっぷり、トマトお代わり。

ついでに、魚久の切り落とし粕漬けを半分こ、冷麺も半分こ。

(バランス的に、美味しいお豆腐が欲しかったです...)




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必要なことを確認しあい、

最後に、

「弟さんは家族思いな上、お姉さんを大切に思っていますよ...」

なんて言っていたら、

「せんせ、弟からメールです!!地震ダイジョウブ??って...」

「ほーらねっ!」

「......」← ニッコリ



イタリア中部が地震という速報で、

フィレンツェが心配になりましたが、

現地へ連絡されると、被害はないということで、安心。


笑顔に安堵が見られ、私もひと安心。

(イタリア語の巧みさも聞かせて貰うことが出来、ちょっと嬉しい...)




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祖国の懐の深さ、

友人、知人のありがたさ、

家族の温かさを感じた後は、スッと背筋が伸び、後ろ姿も綺麗でした...。



玄関で、

「せんせ、納期を守らないいい加減さに イラッとさせられてきましたけど、

あのイラッていうのが、ちょっと懐かしくなってきました...」


「日本という、帰る場所があるって、幸せなことね...」


「本当にそう思います...」



あちらに帰ったら帰ったで、眉間に皺が寄ってしまうことしばしば...と思うものの、

人は動物ゆえに、

あちらの方達も、風土にあった生き方をするしかないのですね。



中国人も韓国人も、

日本の風土に馴染んでいらっしゃる方々は、みな、優しさがあるように感じます。

(但し、パーセンテージ的にとても少ないのが、残念...)



ところで、

30代を一生懸命に生きた方は、40代も何とかなります。

40代を    〃     〃     50代も何とかなります。


その後は、

うふ、

94歳の内海桂子師匠のツィートが、教えて下さいます...。

https://twitter.com/utumikeiko?lang=ja



人生は長いので、

良き時も、思い通りにいかぬ時も、それはあるのですけど、

健康で、人の幸せを喜べる自分でいたいものでございます。

(そうできなければ、私は廃業ですね...)



★4ー5日、電話相談が続き、

そのための外出があったりで、

この日記を書き出す度に、何度も中断しました。

だから、

何日もかかってしまいましたが、


私としては、

優れた職人の仕事に敬意の持てる引地典子さんに、

本物を知る彼女に、

あの、「美味しいオリーブオイル」を、日本にも紹介して戴きたいと思い、

のんびり屋さんだから...と、只今、エールを送っているつもりですが、

(写真掲載、OK戴きましたけど...)


何しろ、自分のことになると、

本当にのんびり屋さんで、

そういうところが私にそっくり...!なのがねぇ、困っちゃうの。


でも、

まだ お若いのですから、

あのオリーブオイルが、日本でも買えるように、お願い致しますね!!


あれ、

本当に美味しいのです。


あの美味しさを、皆様に、教えてあげたいのです...。




(終)





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