職人の意地


「この生地なら、いけると思います...!」

と、いうことで、

昭和のよき時代の「総絞りのお染め変え」が完成。

昨日、京都から届きました。

こちらに関しては、色出し役の私も本当に嬉しく、冥加なこと...。

裾回しも上品な色気があり、成功です。

(実際のお色は、写真よりずっと こっくりとしています)



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綸子の、素敵な地紋の生地を絞ったお着物ですから、

当時の流行を思い出します...。

総絞りのお着物は、「嫁入り支度」の中の、贅沢な一枚であり、

豊かなお家では、必ずといってよいほど誂えたものです。

つまり、総絞りは憧れであり、女の夢だったのです...。


(きっと、お母様が早くから嫁入り支度をされていらしたのでしょう...)


下の写真の「耳」の色で知れるように、

こちらのお着物は、日本の赤と黒の二色遣いの絞りでした。

元の状態の写真を残しておりませんが、耳の部分に名残があります。


(身の方の染めは、実際、赤が浮かない仕上がりです!)


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あぁ、職人の苦労の甲斐あり、やっぱり素敵。

染め上がった後の仕上げも、丁寧な【手のし仕上げ】ですが、

そうでないと、絞りが潰れてしまい、美しく仕上がりません。


染め変えの工程のことなどは、

そのうち、「私のきものスタイル」のページにて、

解説させていただきます。


腕と経験のある職人は、

こういうお着物を見ると、職人としての矜持と意地が湧いてくるよう...。

(膝詰めで打ち合わせしているので、表情からわかります!)


色出し職人の私も、

色見本を決めるのに悩みました...。


だからこそ、

手間を掛けた結果が嬉しく、

引き染め屋さんの社長の意地を、頼もしく感じています。




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さて、

お煎茶と共にお送りいただいた、

護国神社の「開運招福鈴」は、手の込んだ素敵なもの。

姫路には、こんなにおゃれなものがあるのですね。

ありがとうございます!

(アルバイト嬢の分までお送りいただきまして、二人で恐縮しております...)



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さて、

こちらは、産毛がびっしり。

器量よしの岡山の桃。

まずは母にお供えし、明日は「ガブリ!」 と、いきます!


それにしても、

身体が弱い癖に、胃が丈夫、出っ歯気味の歯も丈夫。


常時、食欲旺盛。 誠にお恥ずかしい...。



本日のお昼、

お野菜の精進揚げ、本鱒のホイル焼き、冷や奴、お素麺、西瓜など。




(終)




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