そのうちよくなる/市川中車!


お昼、昨日残して持ち帰ったボリューム満点のひれかつサンド、他。

カツサンドは、

ビーフも豚も、サラダ菜に包んでいただくのが好きです。

新キャベツの季節は、冷水でパリッとさせたキャベツをたっぷり使います。




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食後、急にお豆腐が欲しくなってしまい、小瓶に残してあったおろし生姜で...。

そして、思うの。

やっぱり、冷や奴は、薬味が命...。茗荷も鰹節も、お葱もね。全部、要ります!



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さて、

7月の歌舞伎座は、玉・海老コンビに人気が集中しているけれど、

テレビ、映画に引っ張りだこの香川照之が市川中車として出演しています。


舞台の上の中車は、孤独に耐えているようにも見え、

周囲が見えなくなっているようにも見え、頑固に自分の歌舞伎を追求している...。

力んでいたり、

浮いていたり、

暗かったり、と、見守る客席をハラハラさせている。


海老蔵襲名の頃の海老蔵がそうだったように、

型が出来ていないのだからしょうがない。

3年後、5年後の中車に期待してる私は、彼の背景も観ていた。


自分の心情と、今までに培った芝居のテクニック、

その中でしか動けないのだから、舞台というものは、明快であり、残酷。


時に、

両親の血を客席に放ったかと思えば、自己と葛藤しているのがわかる。


ま、そんな「気」が、ビンビン伝わってくるのでした。


父親の市川猿翁、母親の浜木綿子は、果たして彼にアドバイスをしているのだろうか...。

女優さんの母はともかく、

歌舞伎の天才・猿翁からのアドバイスや後ろ盾がなければ、

いくら演技の秀才・香川照之であっても、中車をやるのは難しい。


心配なのは、

中車に聞く耳があるかどうか...ということと、稽古できているのかしらということ。


応援したい中車に不安があるとすれば、このことだけであり、

このことができていれば、本当に3年後、5年後が楽しみに思われるのです。

口跡の良さはさすが!

渋い歌舞伎巧者になっていって欲しいなぁ...。


染五郎がやりたい歌舞伎を研究していると、

どれも、猿翁に突き当たってしまい、全てを面白く演出しているというのです。

 


海老蔵ももっと稽古を積み、理解力を増してほしいと思うのですが、

玉三郎サマが必死に教えているのですから、先が楽しみになってきました。


門があり、後ろ盾のある役者さんは幸せです...。


昨日は、

中車が台詞を言う度に、「あっ、新劇が始まっちゃった!」と、思ったし、

スーパー歌舞伎の女形の面々が出てくると、新舞踊を観ているようでした...。


(なれど、猿弥、上手し! 右近は相変わらずの金太郎ぶりで、動きが残念...)



玉三郎サマがご登場遊ばすと、

さすがの姿形の良さに見惚れ、圧倒され、嬉しくなり、よい気分になってしまうのです。


海老蔵は随分よくなっているけど、

つい、同年代の他の役者と比べてしまう...。 でも、綺麗なので、ヘタは許します。


それにしても、

歌舞伎も少しずつ演出が変わってきていて、現代人にもわかりやすくなっていますね。


玉三郎の演出など、きっと、歌右衛門が生きていたら大反対されていたと思うなぁ...。


泉鏡花の作品は、

古き良きものを守り、新しいものの中で良いものは取り入れる...という【真の保守派】には

打って付けと思うの。


だからなのかしら、玉三郎サマは、泉鏡花の作品を好んで演じていますよね。


才能のある役者は、自分を発揮できる作品を選ぶ目が必要ということ、

今回はつくづくと学びました。


お誘い下さった邦子さま、ありがとうございます。


観劇の間、

絶妙なタイミングで、「ニッ!」 と笑いあい、腕をつつき合い、

お酌し合ったり、手酌する私たち...。 

歌舞伎は、観続けている人と観ると、会話が醍醐味となります。

笑いのツボが一緒なせいで、楽しくも大人なひとときでした。


オバサン劇評の後は、

私も玉三郎サマを見習って、精進あるのみでございます。


折しも、

宅急便の荷物がたくさん届いておりますので、真面目に働かないと...。


それでは、

日々を丁寧に生きて参ります...。



(終)




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