3,11.立ち返る日


私もアルバイト嬢も食欲がなく、

お昼は2時頃にしましょうよ...と、昨日のお大福を焼いて小腹もいっとき。

(アルミ箔で上火を調節しなかったので、焦がしてしまいました××)

寒気が強いので、温かいものが欲しくなります。



DSCN5078.JPG



東京の友人・知人の優しさと気っ風の良さ、

地方のお客様の優しさと気っ風の良さを噛み締めて...、

今日は、

大震災の時の温かい想い出で、朝から胸一杯になっているオバサンです。

あの時に戴いた電池も、発電機も、缶詰も、まだ倉庫に仕舞ってあります。

嬉しくて、勿体なくて、なかなか使えないのです。


和歌山からの大量のトイレットペーパーだけは、サッサと使わせて戴き、

あのトイレットペーパー買い占め騒ぎにあって、私のお尻は事なきを得ました。


大阪から届いたお水に添えられたお手紙を、今また読み返しては泣きました。

最後に書かれていた、

「勝手に送りつける自己満足をお許し下さい...」 という美しさが忘れられません。

(いい年して、どうしてすぐに泣いちゃうんだろう...)


明日は、

賞味期限など気にせずに、あの時の缶詰を開けてみます。

せっせと戴いて、新しい備蓄缶詰に交代させようと思っています。


そして、月一の、被災地に送る「おつゆ作り」ですね。

仮設住宅にいらっしゃる方たちのために続けてきた、小さな小さなお節介。

美味しいお出汁を...と、細々と続けることが女の道と、勝手に思っているのね。


三年目の今月は、いつもの肉味噌のかわりに牛肉の佃煮と、美味しい山芋蕎麦を

添えます。 長葱は、新しい泥葱を八百民さんにお願いしてね。

お葱はあちらで刻んでいただきまーす。




DSCN5082.JPG



午後2時を過ぎ、

二人でいただく「変わりステーキ丼」。 赤だし。大根おろし。おみかん。

いよいよ、霜降りの100グラムがしつこく感じる身体になってきました。

お丼の後は、久し振りに「太田胃散」のお世話になりけり。


食後、

アルバイト嬢の合図で黙祷...。

東京でも、揺れに揺れたあの日の振動が蘇ります。


お茶で心を鎮め、余震の怖さや備えについてを語り合いましたが、

よく生きたい、よい死に方がしたい...という彼女の気持がワカルワカル。


そんな彼女を前に、私は女浄瑠璃語りに...。

震災二日後の、「偶然なる必然のドラマ」 の語り部と化したのです。

ベベンベン! 

うなりを入れても、5分で語り終えてしまう「美しき友情物語...」はじまりの段。


アルバイト嬢いわく、

「せんせって、驚くほど偶然が多いですよね!」


「そうね、我ながら驚いちゃうわ」

出掛けたら出掛けたで、

「昨日、銀座にいたでしょ...」なんて、しょっちゅう電話が掛かってきちゃうんだもん。

油断も隙もありゃしまへん。



さて、

夜になっても、

あの日のこと、怖かった余震のこと、みんなによくして戴いたこと、

被災地の恐ろしい画像や、管直人のどうしようもなさが頭から離れません。


よく生きるために、

たくさんの感謝を念じて、ベッドイン。



(終)



最新コラム

このページのTOPへ