思えば遠くに...

昨日、

棺桶に足を突っ込んでみないとわからない...っていう昔の人の言葉や、

人生、何があるかわからない...という、昔からの戒め、

この二つの話が最後に出て、

「若い頃には思いも寄らないことが起きるものね...」と、

当時、お互いの身に降りかかった、突然の苦難について語り合いましたが、

心が元気になった今は、「時間がお友達...」 と、思います。



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もし、あの時のことがなかったら、

多分、作品づくりなどしていなかった...と思います。

そう思うと、

思えば遠くに来たもんだ...という唄のフレーズが浮かびます。


反物を取り出し、風を入れようと開くと、一瞬のうちに、

独特の色気が立ち上がってきます。 絹がイキイキと呼吸を始めるのです。

特に、大好きな染め帯を開くと、江戸前な世界が広がってきます...。

それにしてもですね、

友禅の染め帯の数、凄いです。 随分と入れ込んでしまったものですが、

入れ込んだからこその「エネルギー」を発していますなぁ。

どの作品も女らしいのに、べタベタしていません。

馴れ馴れしく肩に触れたりしたら、メッ!と、怒られそうな雰囲気が好き。


別注の染め帯に対し、仕立て屋さんは、「お」をつけて呼びます。

「お染め...」とか、「お染め名古屋」っていう風にね。

だけど、残念。

今の時代、お染...の良さを知る方が少ないのです。

昨年は体調が悪すぎて出来ませんでしたが、

4月から、お染の魅力をたっぷりとお見せしたいと思います。

と、さっき、カレンダーに書き込みました!

きもののページは体力と気力が要りますので、オバサン健康管理に留意ね。



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さて、白焼き・穴子丼の昼食後、フルーツ人参、囓りました。

新鮮さなど とっくに喪失した女にとっては、瑞々しいお野菜があると、

ただ眺めるだけで、1秒後には水気が湧いてくるのです...。

ベジタブル効果、フルーツ効果っていうの、絶対にあると思うわ。


明日は、マダムこと、20年以上のおつきあいのお弟子さんが見えます。

富山からいらして下さるので、とても嬉しいの。

お久しぶり...なんですけど、

いつも、あっという間に時間が過ぎちゃうのよね。


好きなものを拵えてあげたいなぁ。



(終)





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