ネーミング

枝豆はよい塩梅に茹でても、お塩の塩梅があかんとあきまへん。

黒豆の枝豆はコクがあって格別のおいしさだけど、塩梅が難しい。

なぜなら、

さやの中の薄皮がとても厚く、

この薄皮を剥かぬことには いただけぬ仕組み。

しかも、薄皮の色は紫がかっていて、美しくないのです。

 

なれど、

京都人の手にかかると、これが魅力的な存在に仕立て上がります。

黒豆の枝豆なんて、色気のない名前でなく、

しれっと、【紫頭巾】(むらさきずきん)と呼んでいるのです。

すると、あら不思議...! 何だか色っぽいじゃありませんか。

茹で加減、お塩の塩梅がよいと、本当に美味しいお豆さんどす。

  

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30年ほど使い続けている、熱冷まし専用大型団扇。

ボロっちくなればなるほど、「愛いやつじゃのう...」といった気持になるから可笑しい。

 

ネーミングも大切だけど、物を大切にしながら生きております。

上等なものだから...と、蒔絵なども仕舞い込まず、

どんどんどんどん普段使いし、みんなで楽しんで、日本を味わい、心潤うの。

 

ま、団扇なら、用事が済んだら軽く「ひと踊り」ね。(アルバイト譲に見せる...)

いやぁ

ギャラリーがいてくれると、芸が広がるなぁ。

 

 

 

 

(終)

 

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