水もしたたる...

梨は、幸水や二十世紀が終わると、次に登場するのが豊水と新高。

「せんせ、形だけよ、水気がなくてごめんなさい!」との口上で、

お持ちいただいた新高は、直径25センチほどのビッグサイズ。

高級梨の新高は、並み居る梨の中で最も大きく、最も水気が少ないので、

大きさと形の良さが勝負...!というところがありますが、本当に大きい!


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水気のない新高を恭しく飾り、お昼はお客様と再びの【穴子祭り】です。


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お出しタップリの柔らかい【だし巻き】を、卵2個で。

短気を起こして巻いたので、器量が悪くなってしまいましたが、大根おろしで美味。


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【煮浸し2種とカボチャの含ませ煮】

昨日の仕込みで、タップリのお出しの薄味が浸みて美味。


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最後となった焼き穴子は、ゆっくり蒸して、【穴子丼】に。

ひつまぶし風に、ご飯の下に もう一切れ忍ばせてあります。

タレでなく、おろし山葵と茗荷でいただき、最後にお出しを注いで穴子茶漬けに!

山葵の実力にしみじみ...。 【林檎とセロリ、クレソン、紫玉葱のサラダ】

【お豆腐の赤だし】 【釜揚げしらすのおろし和え】に、最後に焼き海苔を焙って...。

 

お出しの水気が感じられる和食、これこそが、日本食だと思うの。

化学調味料でないお出しの味、これこそが、日本人のささやかな贅沢。

たとえば、焼き魚一切れ、生姜焼きや炒め物一皿に、

お漬け物、お出しの利いたお吸い物やお味噌汁があれば、それだけで幸せ...。

 

今日はお客様がご一緒だったけど、

ひとりのお昼なら、具だくさんの美味しいお味噌汁があれば、それだけで十分。

ご飯、お漬け物、焼き海苔などで、十分、間に合います。

 

そして、

この歳になったからこそ、思うの。

女性は、水気のある人がよいですよね、ってこと。

 

水気のある人は、

話が早いし、面白いし、お肌も綺麗でさばけているし、大人ですものね。

なんて、

アタマのよい女性にお会いした直後と、

お出しをたっぷりいただいた時には、「水気だなぁ...」と、よく感じます。

 

お出しには、鼻腔を潤すヘナヘナ感のようなものがありますでしょ。

ごく自然に官能の世界へ...と導かれていくような...。

水もしたたる...ほどでは、人間の場合は困りますけど、

世の女性に、「しっとり感...」くらいの水気は ほしいものでございます。

 

さすれば、男は俄然やる気になり、賢い子供が増えるように思うの。

 

本日、またまた、脱線気味。

 

 

 

 

(終)

 

 

 

 

 

 

(終)

 

 

 


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